Velvet Revolver のドラマー Matt Sorum が手首を骨折したことで、その代役を務めることとなった Mark Schlman のインタビューが掲載されている。[Dave's On Tour]
訳してみたら、かなり長くなったので続きで。
Mark 、忙しいところありがとう。水上スキーで手を怪我した Matt の代役を務めるわけですが、Matt の具合はどうですか。それと、なぜ彼はあなたを推薦したのでしょうか?
Matt は良くなってきてるよ。手首に (固定用の) ピンを入れなければならなかったけどね。俺は Matt と何年もの知り合いなんだ。彼は、俺が Foreigner とプレイしているのを見て、バックコーラスが出来ることを知っていた。それと、最近、俺たちは同じ時期にオーストラリアにいたんだ。VR のメンバーは俺がドラムを叩いていた Cher のコンサートに来たし、俺も彼らのショーに行った。ツアーをしていない夏は 1997 年以来だったから、少し周りを整理すればできるさ、って言ったんだ。俺が信頼できて引き抜くことができて、 Matt は安心してたね。
今の Billy Idol のドラマーである Brian Tichy が初めに Matt の代役としていくつかギグをプレイしましたが、彼は Billy とのツアーに戻りました。そしてあなたの出番となったわけですが、こうなった経緯を教えてください。
Brian は Slash's Snakepit で Slash が一緒にプレイしたことがあったから Slash の第一選択だったんだ。Matt は医師から手を再手術しなければならないと聞いて言葉を失っていた。バンドのメンバーも、Matt が (Brian が Billy のツアーに戻るまでの) 3 週間で復帰できないとは思っていなかったんだ。Matt と俺が話した後は、他のメンバーとのコミュニケートの問題だった。Brian が 3 回のショーにラインナップされたけど、Matt は俺が参加するのを見たがっていた。だけど Brian はすでにリハーサルもしててドラムセットもギグに向かうトラックに積まれていたしな。俺のオーディションはおかしかったな。Scott のスタジオで Slash と Duff と Dave がロード・ケース (楽器を運ぶ際のケース) に座っててさ。楽器も持ってなくて彼らとジャムも出来ない。俺が CD に合わせて叩いているのを聴いてるだけなんだ。Scott はしばらく現れなかった。その時は無様だったけど思い出すと笑えるよ。そして Scott が現れてからまた同じことをやる羽目になった。彼らは俺がプレイするのを見て聴いていた。それまでは単に Matt の推薦っていうだけだったんだ。彼らはたぶん「Cher のバンドで叩いてたヤツだけど、俺は知らねぇ」って思ってたんじゃないかな。結局、リハーサルは無し。彼らは家族と一緒に過ごすんで、オフのスケジュールを再調整したくなかったんだ。仕方ないから、2 回のショーで Brian のプレイを見にラスベガスまで飛んだよ。そこでそれぞれの曲を一度ずつ一緒に演奏して 2 回音合わせをした。最初のギグの前には、楽屋で Brian のドラムセットとギターアンプをいくつかセットアップして 20 分くらいリハーサルをした。そして、音合わせもせずにプレイしなくちゃならなかった。しかも俺のドラムキットはそれまでリハーサルでしか使ったことがない Gretch の新しいカスタムキットだったんだ。まさに炎の中に投げ込まれた感じだったね。初めてのショウは昨日だったけど、何もかもがよく考えられていて、驚くほどうまくいった。
電話で突然知らされて、どうやって準備したり曲を覚えたのか教えてください。
まず簡単な譜面を書くんだ。さらに道路地図みたいに、できるだけ細かく見ないといけない部分を作っていく。基本的にアレンジと特定のビートでもキックでも強調でも、俺がやるべきことは全部書いていく。ロードに出る前の 5 日間は、1 日に 2 度全部のセットリストをプレイした。VR とのプレイで難しいのは歌を覚えることじゃないいんだ。難しいのはクリック・トラック (ライヴ中にヘッドフォンで聞いているテンポを刻んでいる音のこと) を使わず、しかも全部のテンポがレコード通りじゃないことだ。曲が流動的で常に同じじゃないんだ。彼らは Matt の流れでプレイしてきた。そして Brian がプレイすればそれに合わせる。俺はステージの脇に立ってそれを覚えようとしてた。Brian は頼りになったしすごくクールだよ。彼はビデオ録画していたから、俺は 2 日間それを見てたんだ。俺はメトロノームを持ってステージの脇に座って、最初から中盤、終わりまで全部のテンポを計った。とにかく、彼らがやってた通りの流れを真似しようとしたんだ。俺はこれまで、クリック・トラックを使ってギグをやってきたけど、今回はまったく違う。言うまでもなく VR は Cher の 10 倍くらい音がでかい。俺は警報みたいにハードでヘビーに叩いたよ。それが求められている音楽だからね。Duff は絶賛してくれたし、Slash も Duff も本当に親切にしてくれた。あいつらとてもクールで素晴らしいよ。Slash はすげぇ音だったって言ってくれたし、Duff は、自分が何度かテンポを変えるのを考えるだけで良かったって言ってくれた。Duff に、俺は Brian を利用してイカサマをしたって言ったんだ。俺のテンポは Brian が彼らとプレイしていたのを見て、パクったんだからね。それと、俺はバックボーカルをやらなくちゃいけないんだけど、これまで Scott と一緒には一度も歌ったことがない。初めて歌おうとすると、Scott はレコードと違う歌い方をするんだ。それはワイルドな経験だけど、それ以前にすでに火の中に投げ込まれてるんだ。自分のやるべきことをやるだけだろ。
VR の曲で、どの曲が一番難しいですか? その理由もお願いします。
プレイ自体が難しいというのは無いけど、テンポとそれを保つのが大変だけどね。"Slither" はテンポが変わるから難しいね。"Set Me Free" は最後の曲だったこともあって難しかったね。疲れ果てていた。でもプレイしなきゃならないし、歌も歌わなくちゃならない。最後にドラを使ったドラムソロもあった。ワイルドだったけどすごく楽しかったな。
VR は Ozzfest で 7 回の出演が予定されています。他にもヘッドライナーを務めるショウが 2 回予定されています。ハードロックカフェ NY の移転イベントにも出演予定です。すべてに出演する予定ですか?
ああ、全部出る予定だよ。ドラマー仲間の Matt が骨折したんだ。良くなってるけど、もう少しオフが必要さ。Matt に焦るなとか、永久に後遺症が残るリスクとか、しつこく言ってるんだ。数ヶ月は手首を休ませないといけないよ。他のショウの話が出てくれば、俺が出来ると確信してる。
昨夜のニューメキシコでの Ozzfest は VR との初のプレイでしたが、いかがでしたか? 印象は?
ショーはうまくいったよ。Ozzfest に飛び入りしたのは、すごくワイルドだった。あっという間だったね。VR は偉大なバンドだよ。やつらはすごくクールで、素晴らしいユーモアセンスもあるんだ。すごくメロウだし、思いやりがあって頼りになる。Scott とはあまり一緒に過ごしていないんだ。彼はアシスタントとバスにいて、俺たちとは別でさ。すべてがうまくいってるよ。
個人的には、決して Guns N' Roses のファンというわけではありませんでした。スタジオバンドとしての Stone Temple Pilots を知っている程度でライヴを見たこともありませんでした。でも、ニュージャージーで VR の初期のギグを見て、圧倒されたんです。Slash はすごかったし、Scott は信じられないほど偉大なフロントマンです。Matt のドラムも凄まじかった。Contraband は良く出来たアルバムです。私が思うに、次に出るニューアルバムと、少しの幸運、そして多くの節制があれば、VR は GN'R や STP を凌ぐ、空前の偉大なバンドとなる可能性があります。自分でも、これが過大な期待だとは思いますが、あなたは VR にそういったポテンシャルを感じますか?
このバンドにはまったく驚かされるよ。彼らは二番目のバンドがうまくいっていることにすごく感謝していると思う。誰か予想したかどうか分からないけどね。俺は成功したことについて、彼らとあまり話してない。確実に魔力があるんだけど、どれだけ長くバンドが続くかみたいなことは言いにくいね。俺には言いにくいけど、奴らとは楽しく驚かされてすごく幸せだよ。彼らは 18 ヶ月にも及ぶツアーを終えて、国際的にも本当に順調だよ。これから次のレコーディングに入るところさ。今は俺が彼らとプレイしてるから、Matt がいるときのダイナミックさを見ることが出来ない。彼はこのバンドの土台となる、必要不可欠なメンバーだよ。彼がいなかったら、彼らがどんな風にやってるのか分からなかった。君が言うように偉大なバンドと偉大なファーストアルバムだよ。これからも同じように素晴らしいアルバムで驚かせ続けてくれるはずだよ。
まだまだ続きますが、VR の話題から離れるので省略。誤訳などあったらご指摘ください。
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