Live 8 で話題になった White Band が流行ってるようで・・ 正直、私としては Live 8 はただのお祭りで、チャリティ的側面にはあれこれ違和感を感じていて、White Band や指パッチン (3 秒に一人死んでいるのをカウントする) には嫌悪感さえ持っているのですが、最近、Live 8 どころか洋楽さえ聴かないような友人にまで、「寄付になるなら買いたいんだけど、どこで買えるの? 」とか訊かれます。地上波でも頻繁に宣伝しているみたいで、ある種、ファッションアイテムとして売れているようですが、寄付だっけ? と思いつつ、ちょっと調べてみると、やはりというか……胡散臭いことになっていた。
White Band というのは日本国内ではほっとけない世界の貧しさというキャンペーン活動をしている NGO 団体 (NPO 法人ではない) が販売しています。
White Band は、政治的な働きかけによって貧困を無くしたいという意思表示するのが目的であり、決して募金が目的ではありません。Live 8 でも、Bono や Bob Geldof が募金では無意味だと叫んでいたし、海外ではその点についても詳しく説明されています。しかし、日本で行われている"ほっとけない"キャンペーンは、知らない人には募金という印象を与えています。安っぽいバンド一つに 300 円も出すので、売り上げの一部は寄付になっていると勘違いする罠 (ちなみにアメリカでは $1 ) 。その実、制作費・宣伝活動費・流通費などの必要経費を差っ引いた残りは団体の活動費 (利益) となり、1 円たりとも寄付にはなりません。確かに特定非営利活動促進法に則った NPO 法人ではないので、法的には問題無いのですが、NGO という呼び名も一般的には混乱する部分。詐欺師集団でも NGO は名乗れます。
しかも "ほっとけない" の活動内容は非常に曖昧。政策に訴えるとは言いつつも具体的な案は何も提示されていません。こんなものを買って意思表明したところで、それで政治が動くわけではありません。国際的な貧困問題解決を公約として掲げるような政治家・政党がいて、それに投票するというなら話は単純ですが、そんな政治家がいるはずもなく。民主党の岡田代表が White Band を付けていたそうですが、岡田氏も別にそんな公約を掲げているわけではないので、ただの選挙戦のパフォーマンスでしょう。
広報・啓蒙活動が無意味だとは思いません。Live 8 が開催されるまで興味を持っていなかった私のような人間でもあれこれ調べて問題意識を持ついい機会になりました。ただ、それを意思表明しようにも日本での White Band がこんな状況で売られていると、無知であることの証明みたいで、恥ずかしくて付けられません。日本の"ほっとけない"の活動は明らかな営利活動です。寄付になると思いこんで、それを含めてファッションとして買っている (買おうとしている) 人が多いので、これって詐欺じゃね? と思ったわけで。
こういう慈善団体というのは表向きには立派なことを掲げているだけに反論しにくく、かといって、下手にこういう団体 (や支援者) を追いつめると、開き直って「偽善でも何もやらないよりはマシ」だとか言い出すからタチが悪い。
詳細はまとめ Wiki に。
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